トップページへ 宗政代表からのメッセージです 熱心に、真摯に指導しています 各地域で頑張っています 会員・父兄の声 ブログ「至誠通天」

―これから空手を習おうとしているこどもたち、そして保護者の皆さんへ―
「強くあれ!正しくあれ!」
“力なき正義は無能なり。正義なき力は暴力なり。”

ブレーズ・パスカル(Blaise Pascal、フランスの哲学者、思想家、数学者、物理学者、宗教家)著述の『パンセ』の中にある一節です。
わが極真空手の創始者、大山倍達総裁も生前、常々事あるごとに口にしておられた言葉でもあります。私にとっては、中学の寮生活、アメリカ留学等を通じて、身をもって知ることのできた“至言”です。古今の日本武道家は「強く正しく」あることで、武術の真髄を求めていったといわれています。当道場はこの言葉を実践し、実社会に役立てるために日々鍛錬する場なのです。

私、宗政佑は、まだまだ「立派な」指導者とはいえませんが、45歳になった今でも、朝鍛夕練、欠かさずに求道を続けています。それゆえか、ご年配の会員さん、指導員、ご父兄さんの中に、協力的な方々が年々増え続けております。
その支えもあって、子供たちは心身両面、確実に成長を続けています。中には誰にも予想がつかないような劇的変化を遂げ、道場の記録保持者にまでなっている例もあります。

強くなければ、家族、仲間、そして自分さえも邪悪なものから守ることができません。心身が弱いと、いつも理由をつけては「他人」に頼ることしかしません。また、正しくない人が「力」を握れば、周りは統制を失い、衰弱してゆきます。

元来日本人は、共存共栄、義侠心、同情心といった大和心(やまとごころ)に満ちあふれた民族でした。これは、すなわち武道精神そのものということです。この精神をわれわれ日本人が取り戻してこそ、真の豊かさと幸せを掴むことができるのではないでしょうか。

当道場では、だれにでも取り組める程度の稽古を、段階を踏んで慣らしてゆき、少しずつ効果が上がるような方法をとっています。
このページをご覧になり、何かを感じ取っていただければ幸いです。まずはお電話いただいても構いませんし、百聞は一見にしかず、見学や相談、また稽古の体験としてご来館いただき、指導員や稽古に励む門下生たちの様子をご覧いただくのも良いと思います。一同、心よりお待ち申し上げております。



―これから空手を習おうとしている大人の方々へ―
健全な心身と生涯の友
私は1985年(昭和60年)7月、17歳の時分に旧極真会館、広島支部三原道場に入門しました。
その当時、“極真”を始めようという人は皆、それ相当の覚悟を決めて道場へと出向いたものでした。私自身もその例にもれることなく、半年前からランニング、補強運動等で自信をつけてからの入門でした。

入門の翌年には、のちに“世界最高”と呼ばれることになる、旧東京城南支部に移籍し、当時の支部長、廣重毅師範(現極真館副館長)に厳しい稽古をつけていただきました。氏は実直な指導に定評があり、現在に至るまで幾多の世界的な名選手を育てておられます。またそれだけでなく、読書家で多方面に博学な方でもありましたので、その影響を受け、私自身も自然と読書や政治経済等の方面にも関心を向けていきました。

こうして、極真空手において経験したことすべてが、私の血となり肉となっていきました。生来、強健というわけではなかった私が人並以上になれたのも、ひとえに“極真”に情熱を傾け続けることができたからなのです。

ではその「情熱の継続」の要因は何か。それは、すばらしい仲間との出会いに尽きます。25年経った今現在にいたるまで、兄弟のような付き合いが続いています。みな、“極真空手”そのものから「志」「感謝する心」「助け合いの気持ち」など、大学生活等からは得ることができなかったあらゆる面を成長させていくことができた仲間です。

当道場では、小さな子供たちから若者、ご年配まで、幅広い年齢層の方々が在籍しています。そして医療関係、職人、公務員等、さまざまな職種の方々が稽古を通じて親しく触れ合える場であり、健康な体、規則正しい生活、かけがえのない思い出、いくつもの「宝」を得ることのできる場所、それが“(社)極真会館 宗政道場”です。
私自身も実際、生徒から学ぶことがたくさんあります。指導しながらも、貴重な体験をさせてもらっています。

稽古内容ですが、まずは「基本」をしっかりと習得してもらいます。その上でミットトレーニング、そして実践的な稽古を行ってまいります。初心者、上級者を問わず、決して無理をさせず、怪我や事故のないように努めております。つまり、武道の空手だといっても、一般社会生活に支障がないのです。
また、体力や体格に差があるのは当然のことですので、それぞれに応じた指導を心掛けております。よって、安心して続けていけることと思います。

「強くなる」ことも大事ではありますが、気持ち良く、長く続けた先にある何かをそれぞれが得てもらいたい、それが私の願いであり、信念であります。


2013年 宗政 佑
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